ドローンがあればこんなことができるかも!と懸念材料〜森林管理編〜
マンパワー不足、森林管理の効率化、山への関心低下を補うひとつの手段として、ちょっぴり興味があるドローン。
森林管理でのドローン活用についての可能性について書いてみようと思います。
ドローンがあればこんなことができるかも!〜森林管理編〜
・山に行けなくなった高齢の山主さんも山を見回ったり、
・ドローンという切り口で山への関心が高まり関係者が増える
・忙しい山主さんも気軽に自分の山の状況を知れたり、
・施業の事前調査や災害時の復旧対策に使えたり
・体力がいる山仕事ができない人を雇用できたり、、
・現場の見回りや、境界案内ができたり
・測量ができたり、計画を簡単に立てれたり
などなど、、、色々できるかもしれません。
また、今までとは毛色の違う人が、森林林業に参入する可能性も出てきたり、他業界との関わりが増え経営力や技術力が上がるなどといった副次効果もあるかもしれません。
一方、
ドローン導入で懸念される点
森林プランナー等の行動
・山に行く時間が減る
・山に行く言い訳がなくなる
・機械とにらめっこが増えて、目ばっかり使う森林管理になる
・技術者が現場にいかなくなり、技術力が低下する
機械の取り扱いに関して
・優秀な技術者や行政マンがドローンに時間を取られ、他のことができなくなる
・費用対効果や時間対効果や技術対効果を考えない、安易な機械導入が増える
・「作業道ブーム」「先進林業機械ブーム」に次ぐ、「ドローンブーム」がやってくる(適材適所を無視した単一的、期間限定なブーム)
・使いこなせず、宝の持ち腐れになる
その他
・森林管理というものがデフォルメされすぎる。
・言語化できない機械化できない部分がおざなりになる
・山へ関わる人が減少する
・見栄え良いが、中身の伴わない脆弱な森林管理、森林林業になる
こう書くと導入に対して否定的だと思われるかもしれませんが、そういうわけではなく、ドローンも森林林業を行う上での1ツールにすぎないという事を念頭に置き、現場の状況や実態に合わせて考えて行く必要があるというように思っています。
そのためにも情報交換や検証し、その上で判断決断していかないと行けないですね。(私はその部分が苦手なので、たくさんの方の知恵をお借りしております)
変化とスピードを求められる世の中ですが、日々地道でコツコツとした営みを大切にした生き方ができる人間になっていきたい。そう自分を戒めて今日の投稿を終えようと思います。。