チェーンソー製材実験会〜雪害木編〜
先日のチェーンソー製材実験のようすです。
さて今回製材した木は、大雪で倒れてしまったスギ。
大変お世話になっている山主さんの木(山)です。
丁寧にこまめに手入れされてきたこの山は、森の仕立て方(選木、枝打ち)、作業道の線形も美しく、ドイツフォレスターが視察に来られた際にも大絶賛の森でした。
いわゆる、将来木施業のモデル林のような場所でした。
まさか、この美しい森のこの立派な木が倒れてしまうなんて、、、
衝撃でした。
度重なる災害は、経験の乏しい若輩者の私の常識を物ともせず打ち破っていきます。
現場の段取り的になかなか、この木だけを処理しにくるのが難しく、梅雨時期になるとムシが入ってしまう、、、。そうなる前に、少しでも有効活用をと思い、雪害木をチェンソー製材で挽かせていただきました。
今回切った木の行き先
・川の井堰板として(農業用水の取水調整用の板)
・足場板(現場使用)
・簡易ベンチ(中世木の集落内でも見かけます)
・木製スポーツ用具試作→(モメが入っていて残念ながら本採用ならず)
私自身、初めてのチェンソー製材体験でしたが、チェーンソーが使えない私でもこれなら怖くない!できるかもと思いました( ^ω^ )
チェンソーを包丁に例えるなら、チェンソー製材は皮むきピーラー
と言ったところでしょうか。
チェンソー製材は、チェーンソー初心者にもオススメです。
次回のチェーンソー製材実験は4月23日(土)9:00〜11:00で開催します。
桜と栗を製材します。カッティングボードとかイスとかにできたらいいなぁと思っているので、磨くところまでできたらいいなと思っています。
林業だけでなく、家具、芸術、木工、住宅、製材関係etcの方のご参加もお待ちしております。
午後からは2017年度 森林未来学習会 座学の1回目です。
どちらもめっちゃ楽しみです♪