森林プランナー内海美沙のブログ

「森のもったいない困った」×「みんなのほしい」を繋げたら、きっと林業はおもしろくなる!!林業をおしゃれにおいしく、おもしろく。森林プランナー内海美沙が現場からレポートします。

ドローン測量の可能性。

入院ベッドの上で仕事をしたいなと思う日が2日に1回くらい感じる今日この頃w
ドローン技術が進めば寝たっきりになっても、森林管理や調査ができるかな?なんて思ったりw もちろん、毎日元気に山に行けるのが一番ですけどね^ - ^

そんな中、
実際に建設現場等でドローン測量を行なっておられる測量会社さんに「測量業務の簡略化と補助金申請で認めてもらえる動きを作れないか?」と、京都やまもり協議会としてご相談したところ、早速ドローン飛行実験を行なってくださいました。(この時撮影されたプロモーション映像は、4月1日に開催される、ドローン体験会で放映される予定です。時間は短いらしいですが楽しみにしています。)

 

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建設建築分野では、今のところ正式な申請には使えないらしいですが、お客さんに見せる図面作成などで使っておられるようで、お話しを伺っている限り、5/100の誤差までOKな林業補助金申請では、ドローン航空測量で十分ではないかと感じました。ドローンレーザー測量になれば地籍調査もできちゃうんでしょうか?楽しみです。
電池や見通し、傾斜などの問題もあるようですが、今は技術進歩がむちゃくちゃ速いので、そんなに問題にならない気がしています。(あまりよく知らない人間の楽観的意見ですが)

 

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もっというなら、京都の林業が盛んな地域の山林部の地籍調査を一気に進めていただき、そのGISデータをポチッと押せば面積が出て、それで計画も現場への指示も補助申請もできたらいいなぁ。

 

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H31年度から山林部の地籍調査に国土交通省が本格的に取り組んでいかれるらしいんで(つまり予算がつく)、是非ぜひ、進めていただきたいです。
測量はどなたかにお任せしたいですが、聞き込みや境界確認、立会い、折衝なら私もお手伝いしますんで。。。
脱地籍調査進捗率全国ワースト2!をスローガンにして、どうでしょうか?京都府さん。(幸い京都は、ドローン会社がひしめき合っているそうなので、技術力は見極めないと行けないですが、人材確保はできそうです。)

地籍調査が終わり、林地台帳ができたらメッチャ森林管理がしやすくなり、施業するにも、売買するにも、活用するにもメッチャ便利です。(固定資産税が上がっちゃうという懸念はあるようですが…)

 


林業のICT化によって、人間が退化したり、山に行く頻度が減るような仕組みになったり、技術が低下するようになっては本末転倒ですが、
人間×機械をうまくコラボさせ、林業界全体の利益率が上げ、ゆとりを持って山と向き合い質の高い森林管理、木材生産を行なっていけるような仕組みを作って行けたら素敵ですよね♪

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