はじめての盆栽の世界。
本日、盆栽という新たな世界に触れさせていただき、ある意味これまでのどの森林よりも衝撃を受けました。
盆栽の芸術性は以前から注目していたのですが、まさかこれほどまでとは思ってもいませんでした。
樹齢数百年、千年でも樹高1mに満たない盆栽たち。
私よりも小さいのですが、彼らを前にすると「まるで自分が小人になったような」不思議な気分でした。
小さいけど、樹皮が分厚く(年輪と一緒で一年に一層ずつ増えていくそうです)、枝ぶりもなんとも言えない重厚感で、まるでご神木のような雰囲気のものもありました。
ただ鉢に入ったミニチュアのような樹々が並ぶだけの庭園なのに、まるで広大な森林の奥深くに踏み入ったような、森林浴をしたような感覚があり、写真ではその臨場感が伝えきれないので、ぜひ盆栽町にある盆栽美術館を訪れてみてください。
写真撮影禁止のところには、これまた、存在感際立つ蝦夷松や杉、花梨などといったそれまた素晴らしい樹々たちがありました。や〜〜素晴らしかった。
鹿による食害も案外悪くないのかもと思ったりw
木を愛で、木と遊び、作り上げる盆栽。今の林業や森林レクリエーションの貧相さを感じました。
独特な枝幹、根の剪定技術のお話しも素晴らしかったので、いつかどこかでご紹介したいと思います。
今日は贅沢にも私の尊敬している研究者の正木さんにアテンドいただき、盆栽美術館(大宮)だけでなく、谷中霊園(日暮里)、大手町ビルの小規模複層林に連れて行ってもらいました。正木さん。至福のひとときをありがとうございました。