「地域発新しい森林管理」のパイオニア
経済性や時代の変化に関係なく、否が応でも地域の山の管理状況は住民の生活に影響を与える。
特に、南丹市日吉町の中世木は、山と生活の場が物理的に密接していてその影響がダイレクト。
溝が詰まって水や土が変なところから流れてきたり、田んぼの水が引けなくなりそうになったり、、、、
材価がとか、担い手がとか、お金がとかいうている場合じゃなくなってきていること。このままではどんどん「安心安全」が侵されていくことってこと。
住民が自発的に考えて取り組んでていかないと、どんどん困った状況になる。ってことに次世代の森林管理者たち(5~60代中心ですが、熱心な2~30代も数人います)少しずつ自覚し始めている。
新しい森林管理法案やら、環境贈与税やら。
地域住民や山林所有者の外側では、なにやらざわざわし始めているのに、肝心の現場は結構置いてけぼり感がある。(と思っているのは私だけでしょうか?)
けど、中世木はその問題視されていることにより、いち早く被害を受けている地域だから、いち早く取り組まざるを得ない。
だから、パイオニアになるんです。本人たちは、それを狙ったわけではなくしゃ~なしです。
熱心だとか、先進的だとか、ポテンシャルが高いとかいう人もいますが、それは結果的にであって、動機はしゃ~なしなんです。火事場のクソ力、必要は発明の母ともいえるかもしれません。
「ドン付き集落が世界を変える」なんてスローガンを掲げているおっちゃんがいてはりますが、それはあながち嘘でも大げさでもないと思います。
中世木は今の時代の中世木にあった、「地域発の新しい森林管理」のモデルを今、築きはじめようとしています。